反射の統合ワーク
ー固める反射・原始反射ー
脳は「脳幹から」育ちます。
脳幹は脳の中でいちばん古い脳です。中脳、橋(きょう)、間脳(視床、視床下部)、延髄から成り立っています。呼吸や心拍、消化、体温調整などをする人間にとって土台となる仕事をしています。
反射は
身の危険に対して、無意識のうちに、すばやく行動して身を守るための反応です。
原始反射は
産道を通ったり、おっぱいを飲んだり、赤ちゃんが無意識のうちに生き延びるために備えた安心安全を確保するための反応です。
・赤ちゃんの手のひらに触れると、ギュッと握り返す。
(手の反射)
・赤ちゃんのほっぺを指でつんつんすると、つんつんされた方を向いてその指をくわえ、吸い始める。
(口の反射)
など。他にも原始反射はあります。
反射は、受けた刺激が大脳(思考)を通さないで、神経中枢から筋肉などに反応となって伝わります。
脳幹が育ってくると原始反射は自然と統合されていきますが、何らかの原因(不安、危険、楽しくない)があると、身を守るために原始反射が使われ、統合されずに残ってしまうことがあります。
原始反射が統合されていないときの困りごと
◆生きづらい
◆学習障害
◆コミュニケーションの不具合
◆姿勢が悪い
◆メンタルが弱い、不安定
などの困りごとにつながっているかもしれません。
固める反射は
お腹にいるとき(胎児)の反射のひとつです。厳密には原始反射ではありません。
お母さんに外的、内的なストレスがかかると赤ちゃんは身を守るためにキュッと身を守ろうとします。これが固める反射です。固める反射はお母さんのお腹の中で安心・安全感覚を獲得し、お腹からでるときに統合していることが望ましい発達です。
しかし、現代社会の状況では、統合されずに生まれてくる人が多く、大人になっても強く残っている人がいます。固める反射が活性化していると、いつも身を固めて不安・恐怖を感じ、必要以上に疲れを感じます。他の原始反射も残りやすくなります。気合いで乗り越えるこえるとたくさんのエネルギーを必要とします。
反射の統合をしていくことで、他のところにエネルギーを使えるので、随分と生きやすくなり、パフォーマンスアップになります。
固める反射が統合されないで残っているときの困りごと
◆ストレスに弱い
◆気持ちをつたえるのが苦手
◆人前で恥をかくことを恐れる
◆失敗が怖くて動けない
◆睡眠が浅い、むらがある
◆自閉症スペクトラム
など
反射の統合ワークとは
固める反射とモロー反射(原始反射)の統合をしていきます。「ふれる」「なでる」などの優しいワークです。固める反射が残っていると他の原始反射も残ることが多いです。他の原始反射の統合ワークの効果を高めるためには、まずは固める反射の統合をすすめていきたいです。何をやってもなかなか疲れが取れない方は、もしかしたら反射が残っている影響かもしれません。根本の部分からケアすることで他のケアの効果との相乗効果も期待できます。
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反射の統合ワーク
「ふれる」「なでる」のやさしいタッチケアです。
横になってもらって受けられる安心安全なワークです。
1回で統合される方もおられるようですが、回数を重ねると効果が高まります。受けられる期間が短いほど統合もすすみやすいです。
お客様の応援メニューとして1か月3回以上受けられる方は別メニューをご用意しました。